約 3,308,221 件
https://w.atwiki.jp/nihonjindakedo/pages/26.html
標準型日本人 このテンプレサイトで言われているような特徴が当てはまる日本人。省略形は標準。 非標準型日本人 このテンプレサイトで言われているような特徴が当てはまらない日本人。省略形は非標準。 自己中心的合理主義者 日本の下らない伝統や慣習に従わない合理主義者だが、自己中心的で社会貢献を考えない人物。 ホリエモン、ひろゆき、勝間、尾崎などが該当する。 ウェーイ 「ウェーイ」などと騒ぎながら、意味もなく馬鹿騒ぎをする人。 東朝鮮 日本のこと。儒教思想で支配、管理、統制された全体主義国家という点で 北朝鮮や韓国によく似ていることからこのように呼ばれる。 北朝鮮式マスゲーム 日本の小学校・中学校の運動会でよく見られる、北朝鮮とよく似たマスゲーム。 いじめ犯罪者 いじめという名の犯罪行為を行う犯罪者。 いじめ犯罪被害者 いじめという名の犯罪行為の被害者。 異質いじめ 異質な人をいじめること。 弱者いじめ 弱い人間をいじめること。 おとなしいいじめ 本当に弱いのではなく、単におとなしい人間を弱いと見做していじめること。 強者いじめ 目障りな人間、うざい人間をいじめること。 順送りいじめ 自分がいじめやパワハラを受けているときに、当事者にやり返さずに 泣き寝入りして、代わりに関係のない人間を同じようにいじめること。 いじめ放置 日本の学校が意図的にいじめを放置していること。 ヤクザ放置 日本の警察が意図的にヤクザを放置していること。 経営犯罪者 労働基準法を意図的に無視して、従業員にサービス残業をさせ、労働力を搾取する悪徳経営者。 経営犯罪被害者 労働法違反のサービス残業をさせられる労働者。 刑務所学校 日本の学校。刑務所のようなシステムで知られる。 ベルトコンベア人生 日本人の人生。何歳までに何をやっていなければならないと予め決められている。 これに合わせるために必死に就活や婚活を行うことになる。 サル山 日本の社会システムがサル山によく似ていることからこのように呼ばれる。 日本猿人 日本人のこと。GHQによってニホンザルと同じ社会構造であることが発見された。 サル型ロボット 日本人のこと。集団になるとサル山を作るようにプログラムされているロボット。 サル型ロボット製造工場 日本のこと。サル型ロボットが数多く生産される工場。 標準的二重思考 相手が嫌がったり不快になることを、相手のためを思ってやってると強弁すること。 馬鹿はそれに洗脳されて本当にそれに感謝していたりする。 いじめ順送りシステム 下の立場の人間をいじめるシステム。いじめられたひとはやり返したり 抗議することは許されず、より下の立場の人間に同様のいじめを行うことが 求められる。学問的な用語では抑圧委譲の原理と呼ばれる。 被害者敵視、抗議者敵視 被害者が自分の受けた被害を訴えたり、被害に対して抗議をすることを敵視すること。 軍事的儒教イデオロギー プロイセン軍国主義と朱子学儒教思想の結びついたイデオロギー。 旧日本軍のイデオロギーであり、戦後も体育会系やブラック企業に受け継がれた。 儒教的再解釈 近代的な制度やシステムを儒教的に再解釈していること。 ポストモダン偽装 日本の前近代的(プレモダン的)な部分をポストモダンであると偽装すること。 錯覚的上下関係 標準的日本人が社会科学的思考ができないために、契約関係というものを 理解することができず、ありもしない上下関係などというものを持ち出すこと。 「法律的には雇用契約であって、経済的には賃金の対価として労働している」ことを上下関係と カン違いしていることや「法律的には売買契約であって、経済的には貨幣の対価として商品を提供している」 ことを上下関係とカン違いしていることなどがあげられる。 先輩後輩猿 なぜか「先に組織に入ったほうが偉い」と思い込んでいるお猿さん。 日本動物園 極東にある動物園。先輩後輩猿が多く生息しており、園内のいたるところでサル山が見られる。 年数主義 仕事の能力が年数に比例するという考え。「この道何十年」などという表現を好むのがそれに当たる。 薄気味笑い 標準がよく行う意味のないヘラヘラとした薄気味悪い薄ら笑い。 ジャップ笑い、ニップ笑い、土人笑いとも呼ばれる。 南洋のヤップ・ポリネシア的な性質から来ていると言われる。 ウッキレ サルのように「ウッキー、ウッキー」とキレること。 仕事場などで部下や後輩に威張り散らすために行われる。 東朝鮮における火病(ファビョン)であることから東火病(ひがしファビョン)とも呼ばれる。 朝鮮的、儒教的な性質から来ていると言われる。 権力ゲーム 年齢、先輩後輩、学歴、態度の大きさなどで上下関係を争うゲーム。 同調ゲーム まわりと同じ行動を取らなかったり、少しでも異質な人間に嫌がらせを行うゲーム 。 ジャップポーカー 他人を見下すために行われる儀式。本音を言ったり、失敗したりする人から 順番に蹴落とされていき、最後に残った人は他人を見下す権利が得られる。 四大マフィア国家 イタリア、ロシア、メキシコ、日本の4カ国を指す。 ブラック国家 ブラック企業の国家版。当然日本はブラック国家に含まれる。 企業内共産主義 国単位の共産主義ではなく企業単位の共産主義のこと。日本的経営などと呼ばれて美化される。 企業内村社会 企業単位の村社会のこと。日本的経営などと呼ばれて美化される。 ブラウンフード 日本料理のこと。見た目が茶色いためにこのように呼ばれる。しょっぱいだけで、うまみ成分が少ない。 在日連呼厨 日本が批判されると、「日本を批判しているやつは在日に決まっている」と決め付ける厨房。 ネトウヨの一種。 なぜか在日や韓国を嫌っているくせに、西欧近代思想を嫌い、日本を韓国と同様の儒教国家にしたがっている厨房。 外国も同じ厨 日本が批判されると、「外国も日本と同じ」だと主張する厨房。 学校での北朝鮮式マスゲーム、先輩後輩サル山システム、新卒主義、 サービス残業などが日本に特有であることを理解できない厨房。 アフリカ厨 日本が批判されると、「日本はアフリカよりマシ」だと主張する厨房。 中国やインドと同様にアフリカが近年経済成長していることを知らない厨房。 出て行け厨 日本が批判されると、「そんなに日本を批判するなら日本から出て行け」と主張する厨房。 日本では思想の自由が認められていることや、言論の自由が認められていることが理解できない厨房。 自分は憲法や法律よりも上の存在であると思い込んでいる厨房。 自分は日本の一国民ではなく、日本の独裁者であると思い込んでいる厨房。 出て行くな厨 日本が批判されると、「どうせ外国に行っても差別されるだけだぞ」と主張する厨房。 日本人が外国に出て行くと、奴隷が減り、税収が減ると困るのでこのような主張を行う。 また「お前だけ抜け駆けしてずるいじゃないか」という同じ立場の奴隷からの主張もある。 なぜか「出て行け厨」と「出て行くな厨」を同じ人間が兼ねていることがある。 採点厨 他人のレスに上から目線で偉そうに採点するが、自分自身の知識や意見は全然大したことがない厨房。 パクリアレンジ説教厨 他人の書いた本やネットの文書をパクってアレンジし、さも自分の意見であるかのように 語りながら、他人(日本人)に向かって説教してくるような厨房。 両翼全体主義 日本の左翼右翼のどちらもが極めて全体主義的な性質を持っていること。 サンドイッチ型全体主義とも呼ばれる。 日本の右翼は右翼全体主義で大日本帝国やナチスを理想としている。 日本の左翼は左翼全体主義で旧ソ連や中国や北朝鮮を理想としている。 左翼すり替え批判 西欧近代思想をソビエト型の左翼全体主義にすり替えて批判すること。 体育会系モデル 標準が頭の中に描いている、効率を上げるための次のような思考モデル。 怒鳴り散らす、威張り散らす→相手がビビる→正確さや効率が上がる それで本当に効率が良いかというと、実際はこのようになっている。 労働生産性 http //www.jpc-net.jp/intl_comparison/images/intl_comparison_graph.gif 一人当たりGDP http //ecodb.net/ranking/imf_ngdpdpc.html 精神的内戦 いじめ、パワハラ、嫌がらせ、わざとらしい咳払いに日本人が日々明け暮れていること。 因果関係未分析 原因と結果をきちんと分析できないこと。因果関係を把握する能力が低いこと。 単一原因化、単一原因強調 短絡的に1つの原因だけを強調すること。その強調された原因がまるで的はずれなことも多い。 目的手段同一化、自己目的化 目的と手段を区別しないこと。○○道みたいな形にすること。 である・べき同一視、ザイン・ゾルレン同一視、存在・当為同一視 こうであるという事実とこうあるべきという当為を混同、同一視していること。 流派分立 すぐに○○流などの流派に分かれること。 普遍性というものを追求しないために起こる。 威張り散らすためのサル山を増やすという目的もある。 このためにまとまな学問が発達しなくなる。 標準的繊細さ 弱者や少数者に対して憎悪を燃やし、些細な欠点をあげつらい、狂気染みたクレームをつける事。 標準的完璧主義、標準的完全主義 悪意のないミスやヒューマンエラーや勘違いの方が悪意のある攻撃よりも悪いという考え。 電柱電線むき出し 日本の街並みが電柱や電線むき出しであり、極めてグロテスクな様子であること。 法律嫌悪 法律を嫌い村社会の論理を優先させること。 悪強善弱 標準的日本人が持っている「悪が強く、善が弱い」という感覚。 強善弱悪 標準的日本人が持っている「強いものが善であり、弱いものが悪である」という感覚。 善悪逆転 標準的日本人が善悪の概念を逆転してとらえていること。 悪人美化、悪行美化 標準的日本人が悪人や悪行を無理やり美化していること。 脳内自然界 標準的日本人が自由にいじめやサル山ごっこができるように都合よく設定された自然界。 平等嫌悪 標準的日本人が平等という概念を嫌悪していること。 平和嫌悪 標準的日本人が平和という概念を嫌悪していること。 みんなで不幸になろうキャンペーン 日本で行われているみんなで不幸になろうというキャンペーン。 他人の足を引っ張ったり、出る杭を打つことで平等化しようとする。 便所掃除教 素手で便所掃除すると良いことが起こるというカルト宗教。神道の穢れ思想に基づく。 片付け教 部屋を片付けると良いことが起こるというカルト宗教。陰陽道や風水に基づく。 神道の穢れ思想の影響もある可能性もある。 ロボット接客 ロボットのようにマニュアル化された接客。 人間物扱い、人間道具扱い 日本人がやたらと人間を物や道具として扱いたがること。
https://w.atwiki.jp/ahmobile/pages/222.html
嫌いになれない No.159 種別 アタック 聖霊力 Lv4 HAND Power 200 PowerBonus 300+想像 レアリティ コモン 勢力 ローゼンベルク 戻る
https://w.atwiki.jp/kannnaduki-no-miko/pages/71.html
神無月の巫女 エロ総合投下もの 嫌いにならないで 757 名前: 名無しさん@ピンキー 2005/07/24(日) 21 19 04 ID 9blCSoNU 俺の今日の妄想 姫子の机の角でオナニーしてたのが見つかる千歌音ちゃん そこで、姫子「私のひざでさっきしてたみたいにしてほしいな・・・。」 結局言うこと聞いて、たまに姫子が悪戯にヒザを突き上げたり、 俯いてた顔を無理やり正面向かせたり 「私のヒザ、千歌音ちゃんのでぐちゃぐちゃだよ?」っていってみたりして 羞恥と気持ちよさに涙する千歌音ちゃん だった。 保守代わりに 757のGJ妄想を勝手に文にしてみるテスツ とある日曜の昼下がり、もうすぐ期末考査ということもあって姫子と千歌音は一緒に 勉強していた。自らの勉強が終わっている千歌音が、ほぼ一方的に姫子に教える…と いうものだったが、千歌音はそれで満足していた。 「千歌音ちゃん。私、ちょっと…」 「ええ、いってらっしゃい、姫子」 「う、うん。ついでに厨房で飲み物もらってくるね」 そそくさと席を立って部屋を出て行く姫子を見送って、扉が閉まるのを確認すると、 千歌音の口から知らずため息が漏れた。 いけない。ちゃんと姫子に勉強を教えてあげなければいけないのに、真面目にノートに 向かう可愛い姫子の横顔を見ていると、どうしても邪な気持ちを抱いてしまう。 いつもならそんなことは無いのだけれど、ここ最近期末考査も控えていて忙しかったから、 随分と姫子と睦むのもご無沙汰なのだった。 だから、きっと一時的な欲求不満だろう。別に自分が淫乱なわけではない。 そう思いながらも、胸の奥に広がる苦さは消えない。同様に、体の火照りも。 千歌音は席を立った。 姫子が先ほどまで使っていた机。大き目とはいえひとつの机を二人で使うため、姫子は 随分端の方に寄ってくれた。 「姫子…」 姫子のノートに手を置いて文字を撫でながら、千歌音は机の角に体を押し付けてしまって いた。 「ん……っ!」 ぎゅ、と目を閉じる。醜悪な自分の姿を、机という無機物に秘所を押し付けて 快感を得ようとしている自分を、見なくてもすむように。 机の角に押し付けた其処が、熱を伴って疼く。少しだけ腰を動かすと、予想以上に 強い刺激が千歌音を襲って、切ない声が漏れた。 「ん…姫子…っ、姫…子っ」 恐る恐る腰を押し付けたり、力を抜いたりと刺激を加えていく。 ぼんやりと姫子のノートを見つめて、書かれた文字を撫でて、書いた人を思って。 姫子に触られたら、触ることが出来たら…と千歌音は自分を慰めていく。 「っあ、姫子…!」 敏感なところを角が擦る。体がびくりと跳ねて、机から腰が離れた。 ――いけない。 そう、駄目だ、いけない。今、自分は姫子を穢しているのだ。 しかし、体の疼きはもう如何ともしがたかった。せめて、もう少しすれば熱も収まる だろうけれど。 千歌音はこんな風になっているのに、姫子は平気に振舞っているのが切なく、惨め だった。姫子は、千歌音が姫子を求めるほどには千歌音を求めてはくれないのだ。 そう思うとちょっと拗ねた様な気分になってしまう。 まだ姫子は帰ってこないはず。千歌音が軽く体重をかけると、 「……千歌音ちゃん?」 背後から、怪訝そうな姫子の声が突き刺さった。 「姫…子……」 恐る恐る、千歌音が振り返ると、姫子は扉を開けたまま千歌音を見て、呆然と 立ちすくんでいた。 ――どうして。 かろうじてそれは飲み込んだけれど、千歌音は何も言うことが出来ずに、ただ 姫子を見つめた。 広い屋敷のこと、トイレに行って厨房で飲み物を用意してもらうとなれば、それなり に時間がかかるはずなのに。こんなに早く戻ってくるはずが無いのに。 そんな千歌音の心を読んだのかどうか、姫子が首を傾げて口を開いた。 「えと…私、飲み物何が良いか千歌音ちゃんに聞きに戻ってきたんだけど…」 尻すぼみに、口ごもる。その様子に、思わず千歌音は口を開いてしまっていた。 「違うの!…姫子、これは…違うの」 何も違わない。けれど、それを姫子に知られるのが恐ろしくて、千歌音は否定の 言葉を繰り返した。 だんだんと弱まっていく語調に、根拠も意味も無い言葉に、千歌音は自らの 愚かしさを悟らずにはいられなかった。 一方、何も気づいていなかった姫子は、扉を閉めて鍵を掛けた。 鍵のかかる音にハッと顔を上げる千歌音を視界の端に見て、そのまま無視して ベッドに腰掛ける。 重い沈黙が二人きりの部屋に落ちる。姫子にとっては胸弾むような、そんな時間。 まさか、あの千歌音が――という思いがあった。 飲み物を聞きに帰ってきて良かった、とも。 そして、千歌音の行為を嬉しいとも感じていた。 机に前のめりになるようにして姫子のノートを覗き込んでいる千歌音の姿を見て、 最初はノートに何か間違いでもあったのかと思ったのだ。千歌音が驚いた様子で こちらを見たときも、あれ、と思ったくらいだった。 その後の狼狽が千歌音らしからぬことで、それは夜に千歌音を言葉で辱めたときの 反応にも似ていて、それでようやく姫子は勘付いたのだ。 「ふぅん……」 ――千歌音ちゃんが。 喜びと嗜虐心を抑えきれない。ああ、試験が終わるまでは、って約束したのにな… と思う。けれど、それはもうどうでもいいことだった。だって、千歌音がそう望んでくれて いるのだから。 「…違うの……」 姫子の呟きは、どんな風に千歌音に響いたのか。千歌音は泣き出しそうな、 消えてしまいそうな震える声で、ただそれだけを呟いた。 「違う?…何が?」 「…っ、姫子…。でも、違うの、私こんな」 姫子はわざと千歌音を見ない。気を抜けば緩んでしまいそうになる頬を、笑って しまいそうになる声を、冷たく取り繕うので精一杯だった。 千歌音の顔を見てしまえば、きっと我慢できなくなって、笑ってしまう。 「何が違うの?」 「……っ!姫子…お願い、許して…」 「千歌音ちゃん。私、何を許せばいいのかな。許して、って事は、千歌音ちゃんが なにかいけないことをしたってことだよね?」 「やぁ…っ」 「ね、千歌音ちゃん…どんな、いけないことしたの?」 姫子が笑って千歌音を見上げると、千歌音ははらはらと涙をこぼしながら、 声を震わせた。 「姫子…っ、お願いだから」 「なに?」 姫子が問うと、千歌音は開きかけた口を閉ざして、しばらくの間押し黙る。 言うかどうか迷った様子で、それでも千歌音は唇を動かした。 「嫌いにならないで……」 『嫌いにならないで』 姫子は一瞬きょとんとして、言葉の意味を理解すると、堪え切れないくらいの衝動に 襲われた。 駄目だよ、千歌音ちゃん。そんな可愛いこと言ったら、止められなくなっちゃうよ。 どちらにせよ、自分を止めるつもりなんて姫子には無かったのだけれど。 千歌音ちゃんらしい、と、姫子はなんだか嬉しくてゾクゾクした。嫌いになるはずなんて 無いのに、こんなことで可哀想なくらい狼狽して許しを請うなんて…嫌わないで、なんて。 姫子は腰掛けたベッドの真ん中にあがって、千歌音を手招いた。 「ね…千歌音ちゃん、じゃあ、こっちきて」 「……」 俯いたまま、千歌音は悄然と姫子のそばにやってきた。 「許してあげる」 「姫子」 千歌音が顔を上げて姫子を見る。姫子は、クッションと枕を使って背もたれを作ると、 そこに背を預けながらベッドの上に千歌音を上がらせた。軽く膝を立てる。高さはこの くらいでいいだろうか。 「ね…千歌音ちゃん、私の膝でさっきみたいにして欲しいな……」 「……っ!」 「出来ない?」 「な、何を…っ」 「なに…って、言っちゃっていいの?」 姫子は首を傾げて千歌音を見上げた。膝立ちになっている千歌音は、姫子の視線を 受けてまた泣きそうな顔になった。 「そっか……千歌音ちゃんは、私なんかより、ああいうのの方が良いんだ…」 机の方を見る。 「そ、そんなこと…っ!」 「じゃあ、してくれる?」 俯いて視線を合わせないまま姫子が言うと、千歌音は唇を噛み締めてしばらく逡巡したが、 ようやく頷いた。 「嬉しい。千歌音ちゃん。――ほら、ここだよ」 姫子の上に千歌音を跨らせて、下着を下ろす。 「あっ…」 「濡れてる」 くす、と姫子が笑うと、千歌音は顔を俯けて頭を振った。 「何が違うの?」 言いながら姫子は千歌音の脚からショーツを取り去って、自分の履いていたソックスも ついでに脱ぎ捨てた。千歌音は姫子におとなしく従って、されるがままになっている。 「千歌音ちゃん、スカート脱いで。……わ、上だけ着てると、なんだか…」 ものすごく、いやらしい感じがする。今日の千歌音は上品で仕立てのいいブラウスと 純白のソックスで、清純な雰囲気だから、なおさらだ。 姫子は、姫子の言葉に反応して上も脱ごうとする千歌音の手を押しとどめた。 ロングスカートはどうしても邪魔になってしまうから脱がせたけれど。 「ね、他はそのままで良いよ、千歌音ちゃん。するのに、支障ないでしょ?」 言うと、姫子は少し膝の高さを調節して、千歌音の秘所を押し上げた。 「ふぁっ…!んっ…、くぅ」 くちゅ、と濡れそぼった其処から、淫靡な音が漏れる。熱いその潤みが姫子の膝を滑ら せた。姫子は後ろに手を付いて背もたれのクッションと腕で体を支え、千歌音に動くように 示した。 不安定に体を揺らしていた千歌音は、姫子の肩に手を乗せて体勢を保つ。 そして、控えめに腰を動かして、自慰行為を始めていった。 「すごいね…千歌音ちゃん、もうこんなになっちゃってるんだ。そんなに、机が良かった?」 千歌音の秘所からあふれた蜜が、姫子の脚を濡らしている。姫子は膝と秘所とがこすれ あっている部分からぬめるそれを指先に掬い取ると、おもむろに口に含んだ。 「……っ!やだぁ…っ、姫子、やめて…っ」 「おいしいよ、千歌音ちゃん」 千歌音が泣きながら左右に首を振る。息が荒い。興奮しているのだろう。喘ぎと呼吸の ない交ぜになった息が千歌音の口からは漏れている。 自分で腰を使ってするというのは、予想外に体力を使うのかもしれなかった。 「あっ、ああ……、ふぅっ、くぅ…んっ、ん、んっ、んん…っ」 「千歌音ちゃん、やらしい…」 はじめてから、どれくらい経っただろう。長いようにも短いようにも感じられる、曖昧な時間。 こんなにも羞恥に耐えていやらしい行為に没頭しているのに、千歌音はまだ達することが 出来ないでいた。 「姫子…ごめんなさい、姫子…、ぁ…っ!」 快感を求めて、姫子の膝にいやらしいところを押し付けて、擦って、淫らに腰を使って。 はじめこそ控えめだったものの、次第に千歌音の腰の動きは大胆になっていった。それは 姫子を楽しませて、また驚かせもした。 刺激を受けるのが久しぶりなこともあってか、ひどく積極的に快感を得ようと動く腰を、 千歌音は止めることが出来ないでいたのだった。 「ど…して、こんな……っ!いやぁ…っ。あ、あっ、んんぅ…っ」 千歌音は自分の身体のままならなさに困惑する。 姫子に責められて自分が自分でなくなるときはあったけれど、こんなことは初めてだった。 もしかしたら姫子にされている時、いつもこんな風に腰を動かしてしまっていたのだろうかと 思うと、一層恥ずかしくて消えたくなった。 「すごく良いよ、千歌音ちゃん…素敵」 目を細めて千歌音を見上げる姫子の頬は高潮していて、囁かれる言葉には熱がこもって いた。恥ずかしかったが、目をそらすことは許されていない。 これは淫乱な千歌音に対する罰だったから、それを認めて見続ける義務があるのだ…… という意味のことを何度も姫子に囁かれて、顔を上げさせられていた。 同様に、口を閉ざすことも声を殺すことも、千歌音には出来ないことだった。 「ん…は…ぁん、あっ、あ…ああっ」 腰の動きが激しくなるにつれて、ぐちょぐちょと淫らな水音も大きくなっていく。身体が不安定 になって、救いを求めるように姫子の肩にかけた手に力をこめると、姫子が身体を起こしてくれ た。胸に姫子の頭を抱きこむと、なんだか妙に安心した気分になった。 「窒息しちゃう…」 もぞもぞと顔を動かしながら、姫子はそれでも身体を離さないでいてくれる。 「ごめんなさい…っ」 「良いよ、千歌音ちゃん。ね、もっと楽しませて…」 かり、と。 姫子が千歌音の胸の先に、服の上から歯を立てた。 「やっ、ああっ!」 千歌音の背が反って、身体が離れようとする。それを追って姫子は千歌音の背中に腕を 回した。 「姫子…っ」 「駄目だよ、やめちゃ」 姫子が膝を突き上げる。ぐりぐりと押しつぶすようなその動きに千歌音の腰が逃げて浮く。 しかし、しっかり背中に回された姫子の腕が下方に力を加えて、より一層強く膝に秘所を 押し付けられた。 「ひぁ…っ!」 「ほら…千歌音ちゃん、頑張って…」 そんな事を良いながら、姫子は千歌音の感じる部分を探って、膝頭でこね回してくる。 敏感な突起に行き着いて、其処をぐいと押しつぶされたときには、もうどうしようも なくなっていた。涙がこぼれる。いつも、達してしまう域にまで快感がせりあがった時に 訪れる衝動と不安感。――こわい。 自分で動かなければならないから、意識はしっかりしている。 なのに感じてしまっている。何度経験しても慣れない快楽が湧き上がってくるのが 分かってしまう。 「やぁ…っ!だめ…もう、私…姫子、姫……っ!」 気が狂ってしまいそうだった。 先ほどから、もうすぐ…と思ったところで、姫子は膝の動きを止めたり、急に膝を 下げて千歌音の腰から離したりする。 何度も何度も狂気じみた快楽の淵に追い込まれて、その度に少しだけ引き戻される。 「あ、やああ…っ、ふぇ、…っくぅ、ぁん…っ!姫子、また…ぁっ」 「どうしたの?千歌音ちゃん」 「意地…悪……、もう、…ひんっ…!やめてぇ…っ」 もう涙も、少しでもと快感を求めて揺れる腰も、止めることが出来なかった。 「かわいい…千歌音ちゃん、凄くいいよ。素敵…」 上擦った姫子の声がする。それでも千歌音よりは…比べることが馬鹿らしくなるくらい に冷静な声。 「お願い…っ!」 「ほら、頑張って。もうすぐなんでしょ?」 くす、と姫子は残酷に笑って膝を止めた。どうしても姫子は千歌音に自慰をさせたいのだ。 どういう風に動けば達することが出来るのか、経験の無い千歌音にはよく分からないのに。 「んっ、あ、ああっ…!!はぁ…っ」 千歌音は少し腰を後ろに引いて、鋭すぎるほどに敏感になった突起を姫子の膝に 擦り付けるように腰を前後に動かした。姫子がいつも与えてくれるような、そんな快感 に近いものに手探りで近づいていく。 「わ、えっちぃ動き…千歌音ちゃん、熱い…すごいね。気持ち良い?」 「んっ、そんな事……ああっ!やめ…っ」 千歌音が言い渋ると、姫子は膝の角度を変えたり少し引いたりと千歌音を焦らした。 「わたしと、あれと…どっちが好き?」 「姫子…姫子が好きなの…っ!姫子が…姫子じゃなきゃ、いやなの…っ!」 「机でしちゃってたくせに?」 「だって、あれは…っ!姫子の…だもの」 ――可愛い。 「私を思ってしちゃったの?」 そんなの、最初から分かりきっている。けれど姫子はわざわざ訊いた。 千歌音が頷く気配がする。それで少し姫子は満足した。 十分に楽しませてもらったから、そろそろ許してあげようかな。 泣き声が聞こえる。これ以上焦らすのは酷だろうとの思いもあって。 「…なら、千歌音ちゃん。――いって良いよ」 膝を強く押し当てて、動かさないようにする。背中にこめた腕の力を緩めて、千歌音が 自由に動けるようにした。 「姫子…!」 千歌音の腰が淫らに小刻みに揺れて、あさましく快感を貪ろうとする。 先ほどからずっと焦らして、引き戻して、許さなかったから、その瞬間はすぐだった。 「あっ、ん、あ、ああ…!――っ!!」 びくり、と千歌音の全身が強張って、本当に窒息しそうなくらいに姫子を胸に抱きしめ ると、千歌音はようやく絶頂に達した。 「千歌音ちゃん?…千歌音ちゃん」 達してしまった千歌音は、姫子にもたれかかるように身体を弛緩させて、荒い呼吸を 繰り返した。だんだん呼吸は落ち着いてきたけれど、膝に感じる千歌音の媚肉の蠕動は いまだ収まっておらず、千歌音は時折びくりと腰を震わせた。 姫子が足を伸ばそうと膝を動かすと、 「ひん…っ!だめ…」 涙声で千歌音が抗議した。 「あ。ごめんね」 それでも千歌音からの返事は無い。 姫子は伸ばした脚の上に千歌音を座らせると、抱きしめたまま後ろのクッションに体重を 掛けた。 太腿に熱く柔らかい肉の感触。ぬめりを帯びた蜜にぐっしょりと濡れて、まだ収縮を繰り 返している。 千歌音の意識がしっかりするのを背中を撫でながら待っていると、しばらくして鼻に 掛かったような艶っぽいうめき声が聞こえた。 「ん…」 「千歌音ちゃん?気が付いた?」 茫洋とした目で姫子を見て、幾度か瞬くと千歌音が手を突いて身体を起こす。 「っあ、姫子…!……ごめんなさい…っ」 意識を取り戻した途端、泣きそうに顔をゆがめて身体を離してしまった。 姫子の脚の上から退こうとする膝を押さえつけて、姫子は首をかしげた。 「どうして謝るの?おしえて、千歌音ちゃん」 「嫌いにならないで…!姫子…ッ」 「千歌音ちゃん?」 千歌音は顔を覆う。泣き声は聞こえないが、今にも泣き出しそうに見えた。 「千歌音ちゃん……どうしてわたしが千歌音ちゃんを嫌いになるなんて思うの?」 そんなことがあるはずが無いのに。 「だって…私、こんなにいやらしいこと…。はしたないこと…っ」 「嫌いになんてならないよ…千歌音ちゃんがわたしのために、こんなにいやらしくもなれる、 って事、喜ばないはずが無いのに」 「でも、私は姫子を穢してしまった。姫子を穢しながら手淫にふけって、快楽に溺れて姫子 の身体を汚して…っ」 姫子は笑った。千歌音はおかしいことを言う。 「どこも、汚れてなんて無いよ」 千歌音は首を振った。 「私、千歌音ちゃんみたいに綺麗な人見たこと無い。千歌音ちゃんに汚いところなんて、 ないよ…私、千歌音ちゃんの全部が好き」 「姫子…でも…」 ようやく、千歌音の声が落ち着いてくる。それでも姫子を見つめる瞳には罪悪感が色濃く 残っている。 姫子はまた安心させるように笑った。 こういう生真面目で姫子に対して臆病なところも千歌音の愛すべきところだ。 昔はただただ憧れだった千歌音が、今はとにかく愛しい。 普段は凛々しいのに、二人きりの時は可愛いとさえ思ってしまう。 前世のことは良く覚えていなかったけれど、命を捨てるとき、きっとこんな気持ちだった のだろうと思った。 「大好きだよ、千歌音ちゃん…。……そうだね、確かにちょっと脚はびしょびしょだし、 スカートも濡れちゃったけど」 冗談めかして姫子が言うと、千歌音は気まずげに俯いて頬を染めた。 「姫子…」 「ひゃっ!」 千歌音が身を屈めて姫子の脚に口付けた。唐突に訪れた柔らかい唇に、姫子は 身体を弾ませてしまった。 「綺麗にするわ」 「えっ、や、やだ千歌音ちゃん!そんな事しなくて良いよっ」 「姫子を汚したままにはしておけないもの」 「だから……んっ、あぅ」 千歌音は姫子の脚を捧げ持つようにすると、膝頭に口付けて、そのまま舌を 這わせていく。姫子の身体とて、千歌音と同じく性的刺激からは縁遠かったから、 過剰に反応してしまう。 「ね…姫子、許してくれる?」 「うー……。…うん、良いよ、千歌音ちゃん。それで千歌音ちゃんの気が済むなら」 「ありがとう、嬉しいわ、姫子…」 本当に安堵したように微笑んで、千歌音は姫子の脚を濡らす蜜を唇と舌で丁寧に 拭い始める。 その瞳からは、既に暗い罪悪感は消えていた。 淫靡な水音が室内に響く。 千歌音の舌と唇が奏でる音。静まりかけたかに見えた身体が、その音を意識する たびに一層疼きを増していく。 「姫子…」 「っ、はぁ……んっ!千歌音ちゃ…ぁん、もう……」 「どうしたの?姫子。もうしばらく我慢して頂戴ね。今、きれいにするから…」 先程までの行為で姫子の脚を濡らした千歌音の蜜を、千歌音の唇が拭っていく。 自らのそれを舐めとるだなどと、千歌音には通常考えられないことなのだけれど。 脚を高く上げさせて、白く柔らかい膝裏に口付ける。 「ひゃぅ…っ!」 姫子の反応が可愛らしくて、そちらを堪能するのが先決だったから、口にしている ものの味など気になりもしなかった。姫子が言うように甘くもなければ美味しくもない ぬめり。それを姫子を愛撫する材料に使って、姫子の脚を唇で責めていく。 クッションを抱き込んだ姫子が困ったようにこちらを見下ろしている。それでも積極的な 制止の声はかからないし、瞳にも表情にも嫌悪の色は無い。それを確認しながら、 千歌音は姫子の膝裏からふくらはぎ、くるぶしまでを舌で舐め下ろして舐めあげて、 ところどころを吸い上げた。 先程からの奉仕で、ほとんど姫子の脚についたいやらしい液体は拭われてしまっている。 けれど、まだ離しがたくて。もっと久しぶりの姫子を味わっていたくて。 千歌音は依然として奉仕という名の愛撫を続けていた。 「ん、んっ…!」 びくん、と姫子の体が仰け反る。 「敏感なのね」 「や…千歌音ちゃんの意地悪…っ」 「どうして?姫子は、綺麗にしてもいいと許してくれたわ」 今千歌音が唇を這わせてひときわ反応の大きかった部分を舌でなぞってくすぐると、 姫子が可愛らしい声をかみ殺した。 普段、こんなに執拗に脚だけを愛撫することは無い。だから、姫子も千歌音も、脚で こんなに感じるところがあるなんて知らなかった。 もう全部知り尽くしていると思っていた姫子の身体に、まだこんなにも感じるところが 隠されているなんて、少し感動だった。慣れない刺激に困惑する姫子の表情が、滅多に 見られないこともあって嬉しい。 千歌音は姫子の足を捧げ持つようにすると、足の甲に口付けた。 「やだ…っ、千歌音ちゃん、そんな、汚いから…っ」 「だから、綺麗にするんでしょう?」 「そうじゃなくて…ん、あぁっ!」 姫子の言葉を遮るように、千歌音は姫子の足の指を口に含んだ。ほっそりして可愛らしい 素足からは微かに石鹸の味がして、妙に胸の奥がざわめいた。指の間を舌でくすぐると、 か細い声が姫子の唇から漏れる。次第に小さくなるそれに千歌音がちらりと目をあげると、 姫子は抱えたクッションを口元に押し付けて声を殺していた。 ――可愛い。 こんなに可愛らしい姫子の姿を見るのは、いつ以来だろう。随分と遠い昔の事のように 思われたけれど、冷静に考えればほんの1週間前程度のことだ。 「姫子、大丈夫?泣いているの?」 「ん…ううん…そんなことないよ、千歌音ちゃん。大丈夫…大丈夫だけど、もう」 千歌音が名残に肌を吸い上げて唇を離すと、姫子はようやくクッションを抱きしめる腕の 力を緩めて、紅潮した顔を見せてくれた。目が合うと、困ったような顔のまま、それでも少し 微笑みを返す。 「少しは綺麗になったかしら…」 「んっ、うん…もう十分だよ、千歌音ちゃんっ…ありがと…」 「…いいえ、まだみたいね」 千歌音は起き上がろうとする姫子の両膝に手をかけると、脚を押し開いた。 「えっ?…あっ」 動揺する姫子に笑いかけて、千歌音は膝裏から内腿、足の付け根に舌を這わせはじめる。 まだまだ、終わらせるつもりはなかった。 「ひぁ…っ!んっ、ん、んー…っ」 千歌音の唇が少しずつ姫子の秘所に近づいてくる。じわりじわりと、不意に大胆に 唇を進めて姫子を蕩けさせていく。 「ん…」 艶っぽい呻きとともに、足の付け根ぎりぎりのところを千歌音の唇が啄ばんだ。 姫子の身体が跳ねて、頭が一瞬はっと覚める。 このままでは―― 「あっ、千歌音ちゃん…っ!も、もう良いから…そんなところまでしなくて良いから…っ」 「あら、駄目よ、姫子。――だって、ほら」 ぴちゃ、と潤んだ音がすると同時に、これまでとは段違いの刺激が姫子の背を駆け上った。 「んやぁ…っ!ん…、~っ!」 濡れたショーツの上から、千歌音の唇が媚肉を啄ばみ吸い上げるのを感じて、姫子は シーツを握りこんで身悶えた。吸い上げられるたびに腰が浮いて、いやらしく千歌音の 顔に秘所を押し付けてしまう。 千歌音の綺麗な顔を、汚してしまう。 「や、やだ…ぁ」 千歌音はそんな姫子を抑えるように脚を大きく開かせて、秘所にぐいと顔を埋めている。 ちゅ、と千歌音は敏感な蕾にキスをして、顔を上げた。 「まだこんなに濡れてしまっているもの」 「ち、ちが…っ、千歌音ちゃん、それは」 「違う…?だってこれは、私が濡らしてしまったのでしょう?ちゃんと、最後まで拭い取るわね」 千歌音の指がショーツの上から姫子の敏感なところをゆっくりとなぞる。 ぐっしょりと濡れたそれは、肌との間にぬめる蜜をはらんでいて、淫靡な水音と共に 千歌音の指を滑らせた。 「あぅ…っ、はぁ……んっ!千歌音ちゃ…ぁん…っ」 確かにそのとおりだけれど、違う。 千歌音のせいで濡れている、というのは間違いではない。けれど、それは千歌音の もので濡れているという訳ではもちろん無くて―― 「ん、んん…っ!千歌音ちゃ……くぅん、そ…れは…っ」 「それは?何?」 くすり、と笑う気配がする。口篭る姫子を催促するように嬲るように、千歌音の指は ショーツを押さえて秘裂を擦っている。 「……っ。…な、んでも……ない」 千歌音に知られてしまっているのは百も承知だけれど、やっぱり口に出して言うことは 出来なくて、姫子は俯いて顔を背けた。 「…可愛いわ、姫子。本当に可愛い」 「ひぁ…っ、あ、ずるい…ぃ」 さっきまでは可愛いのは千歌音のほうだったのに。どうしてこうも形勢が逆転してしまって いるのだろう。 不服に思わないではないけれど、でも千歌音の真剣な顔――嬉しそうな顔を見ていると、 姫子に否は言えなかった。千歌音の唇と舌による愛撫を、消極的にではあったけれど受け 入れて脚を開く。 もともと千歌音の痴態に身体を熱くしていた姫子に、抗う力はもう無かった。 それでも恥ずかしくて姫子が声を殺して首を振っていると、ぴたりと愛撫が止んで、 千歌音は顔を上げた。 「やっぱり、いや?…姫子が嫌なら、無理にはしないわ」 「…っ!や、やだ…ぁっ!千歌音ちゃん…っ」 姫子が慌てて半身を起こして千歌音を見ると、千歌音は心底落胆した顔をして、すぐに それを隠すように柔らかく微笑んで身体を離した。 「……そう。なら、お風呂に行きましょうか」 「あっ、え、ち、ちがうの…!」 離れかけた千歌音の腕をぐいと掴んで引き止める。 「えっ?」 「ちがう…の、千歌音ちゃん…っ」 言わないでも分かってほしい。こんな状態で止められたら、もう姫子はどうしようも なくなってしまう。 「姫子?」 わざと焦らされているのだろうか。さっきあんなに意地悪をしたから。はじめから 自慰に対して不快に思ってなんていないのに、わざと苛めて恥ずかしい行為をさせて、 散々焦らしてしまったから。 けれど、千歌音は怪訝そう…というよりは心配そうに姫子の顔を覗き込んだ。その 表情はいつもどおり真摯で、姫子を責める様子など微塵もなかった。 ――本当に、やめちゃうつもりなんだ… 「もう…だめなの」 千歌音の服を掴んで引き寄せる。近づく綺麗な顔に、申し訳なさそうな優しい千歌音の 表情に胸が熱くなる。 「ええ…ごめんなさいね、姫子。早くお風呂に」 「やだ……千歌音ちゃん」 「姫――…んぅっ」 息が混じるほどに引き寄せて、濡れた唇を塞いだ。 「ん……」 すぐに口付けは深いものに変わって、熱い舌を貪る。いきなり唇を奪われたのに、 千歌音はまるでそうすることが絶対の約束事であるかのように生真面目に目を閉じて、 瞼を震わせている。 舌を絡ませて、唾液を交換する。いつもとは微妙に違う、唾液の味。それはどちらの ものが混じった味だろうか。直前までしてもらっていたことを考えれば明白だったけれど、 不思議と姫子に嫌悪感はなかった。 「ん…ふ、…はぁっ…」 「…ん…千歌音ちゃん」 しばらくして姫子が唇を離すと、千歌音は困惑したように眉を寄せて姫子を見詰めた。 「姫子?」 「やめちゃ、やだ…」 「…いいの?」 戸惑って瞳を潤ませながら囁く千歌音の頬は紅潮している。 「うん……お願い」 熱いキスと同時に肩を押されてベッドに沈められた姫子の顔も、きっと赤かった。 「ん…はぁ…っ、は…ふぅ……」 千歌音の首に絡めた手を解いて、姫子はゆっくりとベッドに身体を沈み込ませた。 そのままぐったりと手足をベッドに投げ出して、ただ胸を上下させる。 達してしばらく、少しは呼吸が収まってきて、千歌音は姫子の髪を撫でながら声をかけた。 「大丈夫?姫子」 「ん…大丈夫だよ、千歌音ちゃん」 「そう、良かった」 「うん…よかった…よ、千歌音ちゃん」 緩慢な動作で額の汗を拭いながら、姫子は恥ずかしそうに千歌音に笑いかけた。 健気な仕草に胸が締め付けられる。千歌音はそっと姫子の額に口付けて、顔を 覗き込んだ。まだ息を荒くしている姫子のシャツのボタンをはずして、襟元を緩める。 ついでに捲れたスカートを直して整えておいた。 「姫子…お風呂、行く?」 「えと…その、まだちょっと…」 姫子は口篭って俯いた。触れ合った脚からは、いまだに微かな震えが千歌音に 伝わってくる。 「姫子…本当に大丈夫?」 「うー…だって、千歌音ちゃん…駄目って言ったのに、何回もしちゃうんだもん」 まだ歩けないよ、と姫子は唇を尖らせた。力が入らないのか、額に乗せた手がずるりと 枕に落ちて、そのまま投げ出される。 「だ、だって…それは…」 「…すぐ後って、凄く感じやすくて、変になっちゃうこと…知ってるくせに」 「ごめんなさい…」 何度か姫子にそういう風にされて、経験から理解していたけれど、自制がきかなかっ たのだ。可愛らしい姫子の感じる姿、声、甘い蜜の香り。胸の奥から沸きあがってくる 衝動を、久しぶりだったから抑えることができなかった。 千歌音の唇と舌だけで全身を震わせる姫子が愛しくて、まだその姿を見ていたくて、 もっと感じさせたくて。達してしまったと分かった後も、それでまた湧き出る甘い蜜を 求めずにはいられなかった。 それが我侭勝手で姫子の身体に負担を強いる行為だと分かっていたのに。 結局何回昇りつめさせてしまったのだろう。姫子の身体の震えと弱々しい声に限界を 感じ取って、ようやく千歌音は行為を止めることができたのだった。 「……」 千歌音が口をつぐむと、姫子は千歌音の背に手を回して、引き寄せた。そのまま 隣に千歌音を引き倒すと、胸の谷間に顔を埋めた。 「うそ。怒ってないよ。…その、すごく良かったのは本当だし…」 「姫子…くすぐったい」 千歌音が身じろぎして言うと、姫子はくすくすと笑った。ブラウス越しにだけれど、 姫子は胸に頬を摺り寄せてくる感触に身体の芯がにわかに熱をもった。しばらくして、 やはり顔は千歌音の胸に埋めたままで姫子はもごもごと話し始めた。 「…私ね、凄くいやらしいんだよ…。今日だって、千歌音ちゃんが勉強教えに来てくれる ちょっと前に…ついお風呂入ってきちゃった」 「姫子」 「何もしないつもりだったのにね。…こんなやらしい女の子、千歌音ちゃんは嫌いでしょ?」 「そんなこと…。だって、約束を破らせたのは私だもの…」 「…うん。だから、千歌音ちゃんがあんなに求めてくれて、少し嬉しかった…。 私だけじゃないんだって思えたから。千歌音ちゃんも、ずっと我慢してたんだよね?」 ちらりと目を上げて、姫子が千歌音を見詰めてくる。 その頬は先ほどの余韻かうっすらと赤く染まっていて、細められた目は少し潤んでいた。 こういうとき特有の姫子の艶を含んだ視線に射抜かれて、千歌音は少しうろたえた。 「ええ、その…」 ずっと我慢していた。姫子に触れられない間、触れてもらえない間。だから鬱積した 欲情が姫子を苦しめてしまったのだけれど。 「嬉しい」 言いながら、姫子の手は千歌音の背中を撫で――まさぐっていて、 「姫子?なにを――」 ブラウスの上から、ホックをはずされてしまった。 「千歌音ちゃん」 「な…っ、姫子?」 「…していい?」 「駄目よ、姫子、疲れているでしょう?身体も動かないみたいだし」 「だいぶ収まってきたよ。それに、私はもうしばらく無理だけど…千歌音ちゃんは、元気でしょ?」 「で、でも…」 「私、千歌音ちゃんに触りたくて仕方ないの…ずっと、我慢してたんだもん」 唇でブラウスのボタンを啄ばんで、上目遣いに見上げてくる。ドキッとして千歌音が 動きを止めていると、姫子はそのまま器用にボタンを唇で外してしまった。開いた 襟元から、姫子の唇が侵入して千歌音の肌に触れてくる。 鎖骨から胸にかけてのなだらかな膨らみを唇でなぞりあげて、下着の肩紐を啄ばんで ずらしていった。 「だめ…っ」 ゾクゾクして、身体が熱くなってきた。 姫子の肩に手を置くけれど、なんとなく突き放せなくて迷っていると、その間に姫子は ブラウスの前を完全にはだけさせて下着をずり上げてしまった。 「千歌音ちゃん…相変わらずきれい。久しぶりだね」 胸の先を姫子の指先がつんとつついて、嬉しそうに笑った。まったく、何処に挨拶して いるのか。千歌音が口を開く間もなく、姫子は敏感になった其処に軽く口付けて頬を寄せた。 「あ……!」 「私だけしてもらったんじゃ、ずるいよ…。千歌音ちゃんも、うんと気持ちよくしてあげる。 感じさせてあげるから……」 「…っ、でも、試験勉強が……。試験が終わるまでは、って約束だったでしょう?」 「そんなに我慢してたら、ストレス溜まっちゃうよ…。ん…千歌音ちゃんも、そうでしょ? …溜めて、さっきみたいに激しくされちゃったら身体もたないもん…」 「それは…っ。でも、真面目に勉強しないと、単位…」 本当は、千歌音だって姫子に触ってもらいたかった。 久しぶりに姫子に触れることはできたけれど、やっぱり全身で愛し合いたい気持ちは あるし、千歌音自身はまだ姫子に何もしてもらっていないから、気持ちはともかく身体は 満足していない。 けれど―― 「姫子が留年したら、困るもの……一緒に、居られなく…なってしまう」 的確に千歌音が求める刺激を与えてくる姫子の指と唇に翻弄されながら、息も 絶え絶えに千歌音が言うと、姫子はにっこりと笑った。 そのまま、軽く千歌音の肩を押して覆いかぶさってくる。唇を塞がれる。 「ん―…っ!もう、姫子…っ」 肩を押して引き剥がすと、二人の唇の間を繋げた唾液の糸が切れて、千歌音の 口の端を伝った。 それを唇で拭いながら、姫子は言った。 「千歌音ちゃん…私ね、千歌音ちゃんがご褒美くれるんだったら、きっと明日、 凄くがんばれちゃうと思うな」 「姫――」 くらくらするくらい情熱的に唇を奪われて、身体から力が抜ける。 試験終了まで、十日弱。 この前払いのご褒美は、結局毎日続いたのだった。
https://w.atwiki.jp/mabinogi-gentei/pages/152.html
かなり多くの人が、 「自分の好きなことは続けられる」 と考えている。 「趣味が高じて仕事となる」と考えている人もいるだろう。 もし、そうであるなら、趣味の世界で生きている人はもっと大勢いるはずだ。 実際にはどうなのだろうか? 「自分の好きなこと」だけで生きていられる人が、世の中にどのくらいいるのだろうか? テレビや雑誌などで「成功者のインタビュー」や特集が見られることがあるが、これを読む際には注意が必要だ。 「この方法で成功します」 感情に訴える例もあるが、論理的でもっともらしく解説されることもあり、 それを見た人が「自分にもできそうだ」と思い込んでしまうことがある。 だが、待ってほしい。 それは「成功する」方法ではなく、その人が「成功した」方法なのだ。 成功を「確約する」のではなく、あくまで「成功した体験」を語っているに過ぎない。 現在進行形でなく、過去形なのだ。 だからそれを他の人が実行しても「成功する」保証はないのである。 「絵を描くことが好き」だとする。 さらに「絵を描くことを仕事」にしたとしよう。 仕事にする。つまり、絵を描くことよって生活の糧を得ているのであれば、 それを“やめる”のは生活を放棄しているのと変わらないことになってしまう。 生きていくためには、ずっと描き続けなければならないのだ。 この点は、ほかの仕事でも同じである。 程度の差はあっても、「絵を描くのを仕事」にしている限り、 他のどんな活動よりも絵を描くことに費やされる時間や労力のほうが大きくなる。 決して「遊び」のつもりで臨むことはできない。 すると、 絵を描くこと以外の自由を得ることが必然的に難しくなる。 それで、好きだったはずの「絵を描くこと」が疎ましくなる場合もあるのだ。 仕事が休みの時には、とにかく絵を描くことから離れたい、離れたい、違うことをして過ごしたい、 とさえ思うようになるかもしれない。 「そんなことは絶対にない。好きなことを嫌いになるなんて、ありえない」 と思うかもしれないが、現実はそんなに甘くはないのである。 そんなに甘い現実であるなら、初めに述べたように、もっと多くの人がその道で生きているはずだからだ。 予想外の出来事に対する適応力が弱い人もいるかもしれない。 強い意志を持ってはいても、適応力がないと問題に直面したときに対処するのが難しくなる。 問題にぶつからないように「過保護」な環境に身を置かねばならなくなる。 すると、さらに適応力が弱くなるという悪循環が起こる。 あらかじめ、よいことも悪いことも知識として取り入れておくことが大切である。
https://w.atwiki.jp/roguresukouryaku/pages/16.html
剣と魔法のログレス いにしえの女神とは何か 剣と魔法そしてモンスターのいる世界。平穏だったログレス王国に忍び寄るかすかな異変の足音。異変の元凶に迫り、すべての女神を解放した時、世界は大きく廻りはじめる。 王国のハンターとなり、闇の民の陰謀を打ち破れ! ゲームシステムの概略
https://w.atwiki.jp/ruac/pages/13.html
文字通り、立命館大学の自動車部で体育会所属。 サークルより格は上なので注意。 学友会からの援助を受けて、大学を代表して戦っています。 詳しいことはホームページで↓ http //ruac.dip.jp/
https://w.atwiki.jp/divine_revelation/pages/137.html
目次 1.私が日本を愛しく思う気持ちは、人後に落ちない 2.地上天国建設の第一歩は、自分の生まれた国を美しいものとすること 3.身近なところをユートピアにして、その輪を広げていくことが大切 4.日本を憂うとき、第一の問題点は宗教の乱れである 5.果実ばかり求めて、ほんとうの幹というものを忘れた宗教が多すぎる 6.新興宗教のなかには、キリスト教と言っても、おかしいのが多い 7.正しい宗教かどうかの見分け方について 8.天上界から見て、合格点をつけられる教えと、その問題点について 9.日本の二番目の問題点、政治について 10.日本の第三の問題点、性風俗の乱れについて 11.将来の日本は、経済大国から心の大国へ (一九八六年十二月十一日の霊示) 1.私が日本を愛しく思う気持ちは、人後に落ちない 内村鑑三です。今日は三日目ということで、「日本を憂う」というテーマでお話をしたいと思います。過去世はともかく、今世において、私も日本人として生まれた以上、日本を憂う気持ちは、人後に落ちるつもりはありません。この日本に生まれて、この日本を愛して、そして、地上を去ってもなお、日本を愛しく思っております。宗教がどうこうということではなくて、この日本に生まれた皆さんにも、日本人として誇りを持ち、日本人として素晴らしい生き方をし、日本人として立派な人生を送っていただきたい。私は、そう思っております。 私の著書のなかに、『後世への最大遺物』という著書があります。講演の概略をまとめた短い本ですけれども、そのなかにも書いたことがあります。つまり、長年の転生輪廻のなかで、たまたま現代のこの日本に、肉体を持って生活をすることができる、幸せな経験ができたということは、おそらくまれなことだ、と。そう私は思うのです。 同じ現代に生きておっても、たとえば、中国がいい、あるいは、ロンドンがいい、アメリカがいいと、いろんなことを言う人がいるかもしれません。しかし、そういうことで比較ばかりしていても、さほど意味はないのです。少なくとも人間は、自分が生まれ落ちた地を離れては、ほんとうの幸せはないのではないでしょうか。 鮭という魚は、成魚となると、懐かしい水の匂いを嗅いで、生まれ落ちた川へ、泳ぎ帰ってくるという話を聞いたことがあります。この鮭もまた、ある意味では、人間と同じでありましょう。内村鑑三が地上を去って、すでにずいぶん長い月日が経ちましたが、それでも私は、やはり鮭と同じように、昔生まれ育った日本という川の水の匂い、それを忘れることができません。かつて、はるか西の国の砂漠の地に生まれていても、今世において、日本に肉体を持った以上、日本という国が、懐かしき母のような気持ちがするのです。 2.地上天国建設の第一歩は、自分の生まれた国を美しいものとすること 地上に降りている皆さんのなかでも、宗教的なことを学んだ方は、仏国土、ユートピアの建設とか、地上天国の建設ということを考えていらっしゃる。地上天国を建設するには、やはり自分の生まれ落ちたところ、場所、これを、それぞれの国の人たちが、まず美しいものとしていく。そこから、地上天国建設の第一歩がはじまるのです。ですから、たとえば、日本に生まれたのにもかかわらず、アメリカを仏国土にするとか、イギリスに生まれて、日本を仏国土にするとかは、むずかしいことだと言えます。日本人として日本に生まれた以上、日本の国を素晴らしい国にしていくために、勇気ある一歩を踏み出すということが、人間として大事なことなのです。 ともすればシニカルな人、冷やかな人というのは、「そういう愛国主義のような、国粋主義のような考えはまちがいだ」と言いがちだと言えます。日本が、日本が、と言うのはおかしい。世界はひとつなのだから、日本が、日本が、と言うことで、日本人が日本のことばかリを言うのはおかしい、と。こういうことをよく言いますが、こういう人は、総論を知って、各論知らずの人間であります。 たとえ話をしましょう。公共図書館を充実すれば、本を読む人が増えるとか、文化意識が高まるとか、こういう総論を振りかざす人がいます。また、公共図書館で本を整備して、無料で本を読めるようにすれば、日本人の教養は高まり、文学離れに歯止めをかけることができると、こういうことを言う人もいます。しかし、たとえ公共図書館をいくら充実しても、読書人ロというものは、そんなに増えるものではありません。 つまり、ほんとうに読書が好きな人は、自分で本を買って読む。それがほんとうの読書人です。ただの本ばかりを借りてきて読んでいるようでは、ほんとうの読書人とは言えないし、それでは、ほんとうの書物愛好家は育たないのです。もちろん手に入りにくい本を借りたり、文献を調べたりするために、図書館の存在は必要です。ただし、公共図書館を充実させたからといって、ほんとうの意味での文学者は育たない。教養ある人物もなかなか育たない。ほんとうに教養ある人たちは、少しずつ自分が蓄えたお金のなかから身銭を切って、そういう教養というものを少しずつ積んでいくものだと思います。 公共図書館さえ全国津々浦々に整備すれば、日本人の文化程度が向上するというようなことを考えている人というのは、また同じようなことを言うものです。つまり、日本国民は、日本人のことを考えすぎだ、世界はひとつなのだから、世界のことを考えようではないか、と。まあ、これは掛け声としては非常にいいことです。「全体責任は、無責任」という言葉があります。全体責任とか、連帯責任は無責任とは、要するに、皆んなの責任は、だれの責任でもないということです。それと同じでね、世界のことを考えればいいとは、結局、だれのことも考えないということが多いのです。 3.身近なところをユートピアにして、その輪を広げていくことが大切 ですから、人間というものは、まず、身近なものからはじめていかねばならんのです。日本人として成すべき務めは、何か。それを、まず身近なところから見ていく。そのためには、まず自分が、自分自身をつくっていく。自分自身の心のなかをユートピアにしていくことです。こうした動きが、まず第一でありましょう。つぎなる動きとしては、自分の家族、家庭のなかをユートピアにしていく。 そして、三番目のステップとしては、職場の仲間たち、仕事する仲間たちの間で、調和をしていく。さらには、職場以外の人たちとのつきあいのなかで、ユートピアをつくっていく。各種のサークル活動、あるいは、近所での活動など、人間というものは、いろんな活動をしています。職業と家庭以外にも、たくさんの場を持っていますが、そういう場をユートピアにしていく。自分の生活環境のなかで、地域環境のなかで、ユートピアをつくっていくのです。そうしたものを起点として町のなか、市のなか、ひとつの県のなかへとその輪を広げていく。やがては、それは日本国中に広がり、日本から世界へと大きくなっていくでしょう。こうしたことが、大切なのです。 二千五百年も以前の昔に、中国の孔子という人が、「修身」、身を修むことからはじめて、「治国平天下」、つまり、「国を修め、天下を平らげる」と言ったようですが、基本的な思想として、これは確かなことなのです。 ですから、まず日本が素晴らしい国となって、世界の手本となっていくことです。これが、世界にとってもまた、素晴らしいひとつの光であるのです。すなわち、ひとりひとりが、それぞれの持ち場持ち場で、自分の素晴らしいものを発揮していく。ここが、大切なのです。そこで、日本人として生まれた皆さんには、遠慮なく堂々と、日本人として最高の生き方をしていただきたい。日本人として最高の生き方をする。そのなかにこそ、人間としての最高の生き方というものがあるのです。 4.日本を憂うとき、第一の問題点は宗教の乱れである 私は実在界から、この日本という国を見ております。すると、さまぎまな問題が目につきます。第一の問題点は、宗教の乱れです。第二次大戦後、雨後の竹の子のように、いろいろな新興宗教が生まれて来ました。そして、公的な場において、人びとは、宗教、魂、霊といったものを否定することが知識人であるような振る舞いをしていながらも、陰の面では、こうした新興宗教に対して、もろもろの形でタッチしておるのです。つまりは、いくつもの宗教に染まったり、宗教遍歴をしている人も、数多いようです。 では、なぜそういう状況が生じるのか。すなわち、真に正しきものが少ないからであります。真に正しき宗教、真に正しき教えというものが少ないからに他なりません。人びとは、何が真で、何が偽りであるか、あるいは、何が正しくて、何がまちがっているかということが、ほんとうにわからなくなってきているのです。だから、霊的なるものは、頭から何でもかんでも信じてしまう。「鰯(いわし)の頭も信心から」ではありませんけれども、新興宗教のように神がかりの教祖が現われると、すぐその取り巻きができて、教団となる。そして、「我も、我も」といろんな人が参加し、「私も、あなたも」と、さらにいろんな人を呼び入れるので、たちまちにして、何方、何十万となってしまう。これが、新興宗教の姿です。 しかし、私は今、こちらの世界から、そうしたものを見ていて、非常になげかわしく思います。神の子人間として生まれて、真に神の教えが何であるかもわからなくなったのか。それほど愚かになったのか。そうした意味で、大変になげかわしく思っております。一方には、無神論者、唯物論者がおり、もう一方には、霊的なものと言えば、何の正邪の判断もなく、まるごと信じていく人たちがいる。こうしたニ派の人たちがいるわけですが、まさに、愚かさの極端です。 正しく心を磨いている人たちが、非常に少ない。一億二千万人もの日本の人口のなかで、宗教人口が五千万人としても、真に正しい信仰の姿を持っている人たちと言えば、ほんの二万人、三万人ぐらいの人たちではないかと、私は思っております。それほど限られた人たちにすぎないのです。 5.果実ばかり求めて、ほんとうの幹というものを忘れた宗教が多すぎる 仏教にしても、キリスト教、神道にしても、その正しい教えというものをほんとうに知っているという人は、非常に少ないと言えます。だから、御利益(ごりやく)信仰に走ったり、霊能信仰に走ったりと、そうしたものばっかりが横行しておるのです。あるところへ行けば、病気が治るというと、もうそればっかりに凝ってしまう。また、あるところへ行けば、浄霊をしてくれるとか言って、そんなことばっかりをしている。手翳(てかざ)しをしたりすることもある。イエス・キリストがやったと同じ御業とか言って、キリストの名を辱(はずか)しめているような、そういう手翳しの業をしているような宗教団体もあります。それで人びとが満足しているのはいいとしても、キリストの御名を汚すことだけは許されないことだと、私は思うのです。 キリストのほんとうの偉さは、現象にあったのではなくて、その御心(みこころ)であり、そのお教えのなかにあったのです。その御心、そのお教えが、神の御心、神のお教えと一致しているからこそ、世を救うことができたのです。その良き信仰の良き教えの果実として、だからこそ、病気が治ったり、悟る人が現われたり、あるいは幸せになる人、救われる人が出て来たのだと言えます。ほんとうに良き教えとは、こうしたものなのです。 それにもかかわらず、そうした果実、実ばかりを求めて、ほんとうの幹というものを忘れた宗教が多すぎます。病気治しとか、御利益信仰が多すぎます。あまりにも多すぎる。こういったことに対して、私は激しく警鐘を打ち鳴らしたいのです。また、キリスト教系統でも、日本のみならず、海外においても、非常に問題点が多い。 たとえば、韓国などでも、現に、そうした問題があるようです。まあ、具体的な名前は差し控えたいと思いますが、迷える人たちのために、はっきり言うならば、「T原理」とかいうものをやっている者がおるようであるけれども、その教祖が見たのは、キリストではないのです。彼が見たのは、実は、キリストの真似をして出て来た地獄のサタンなのです。自らに甘い人間は、霊的なる現象を受けるとすぐ、それをキリストにしたり、あるいは、仏陀にしたりしたがる。そういう聖人として、自分もそれに列せんとするものです。まちがっています。 しかも、こうしたまちがった教えが、しかも、何百万人という人びとの間に広がっていく。こうしたことが、私には、信じられないのです。 日本で言えば、日蓮宗系のある大きな団体がありますが、そこでも、彼らは、何百万人という動員をしています。はたして、そのなかに、ほんとうに人間を救うための原理があるのだろうか。その点を、真剣に考えなければいけないのです。単に、教勢を拡大し、団体を大きくすればいいという、そうした考えが、ほんとうの教えかどうか。よく考えねばなりません。 6.新興宗教のなかには、キリスト教と言っても、おかしいのが多い とくに今の日本人たちに対して、私が喚起(かんき)したいのは、キリスト教、とくに新興宗教のなかにおけるキリスト教におかしいのが多いということです。これは、十分に気をつけないといけない。まあ、仏教系においても同じことが言えますが、教団が大きいからといって、それが素晴らしいというものではないのです。現在の日本に流行ってきている、キリスト教系の教えがあります。つまり、何とかの証人とか、何とかの塔とかいってやっている。聖書を配っているというところに意味がないわけではないのですが、私に、そのなかに、非常によくないものの影を見るのです。影がある。何かに操られている黒い影が見えるのです。 ほんとうの聖霊の素晴らしさ、神の素晴らしさを知らない人たちが宗数的なものに携わると、だんだんに、人びとを迷わし、苦しめる方向へ行ってしまいます。なぜそうなるのか。つまり、地獄の悪魔たちは、とにかく苦しいので、「溺れるもの藁(わら)をもつかむ」で、生きている地上の人に取り憑(つ)いて、何とかその苦しみから逃れたいと思っているからです。 彼らが、生きている人間に取り憑いて、その苦しみから逃れるためには、宗数的に狂った人間が多くなればなるほどいい。彼らの住処(すみか)が、それだけ増えてくるからです。まちがった宗教をやって地獄に堕ちている霊たちは、やはり同じように、まちがった宗数を信じて狂っている人たちが、この地上に増えれば増えるほど、地上における彼らの居場所ができるということになります。 地獄というのは、とても苦しい。だから、そこから迷い出て、生きている人間の体のなかに人るために、狂ったおかしな宗教のなかへと入っていく。これが、いちばん楽なのです。とくに宗教というものは、集団で人を惑わすことができるから、それだけ、彼らも入りやすくなる。そこで憑依霊(ひょういれい)として生きている人間に取り入ると、彼らは、とりあえずの間とはいえ、地獄の苦しみから逃れることができるのです。それは、一時的なものではあるのだけれども、彼らにとって楽なので、そういう意味からも、地上に住処をつくらんとして、人びとを迷わし、狂わす。そういうことをするのです。その点を、とくに注意しなければいけない。悪しき唯物論がある反面、悪しき霊信仰というものもあるのです。これをまちがえてはいけません。 7.正しい宗教かどうかの見分け方について そこで、これは、現代に生きる人たちに対する、私からのアドバイスです。正しい宗教かどうかを、どうやって見分けるか。そのなかに、心の教えのない宗教。これは、まず、切って捨てなさい。現象だけ、利益だけ、そういうことだけを強調する宗教は、捨てなさい。これはまちがっています。「心の教えがある」こと、これが正しい教えの第一条件です。 正しい教えの第二条件としては、その宗教をやることによって、そこに集まっている人たちがほんとうに目覚めて、素晴らしい人格者となっているかどうかです。社会的に不適応な人たちがたくさん出るといった宗教は、まちがっております。その宗教に触れることによって、社会的に適応しながら素晴らしくなっていく人たちが増えていく。これがいちばん素晴らしいのです。ですから、まず、そこに集まっている人たちを見てみることです。社会的に不適応な人たちが増えているとしたら、それはおかしい。そうした宗教は、捨てるべきです。 三番目として、やたら教勢を広げようとして、いやがる人をも無理に引きずり込もうとするような教えというものも、明らかにまちがっています。天使たちは、そういうことはなさいません。なぜなら、天使たちは、個人個人の良心の目覚めを待っておられるからです。自らが誤った宗教に足を踏み入れ、誤った自分であるにもかかわらず、そのことを等閑(なおざり)にして、生きている他の人間を迷わそうとするような教え。このようなまちがった教えというのは、許されるものではありません。ですから、やたら人を引き入れたがる宗教、あるいは、正しいものはこれしかないとばかり言い張って、他のものはすべて邪教だとばかり言っているような宗教、こうした宗教は、完全におかしいと考えるべきです。 まず心の教えがあるかどうかです。これは、大切なことなので、繰り返しますが、つまり、そのなかに、人生をよくするような指導原理があるかどうか。単なる現象、霊的な興味、好奇心に訴えかけるようなものではないかどうか。その点をチェックするのが第一のポイントです。 第二には、その宗教に携わっている人たちが、社会的に不適応にならず、立派になっているかどうか。人格的に向上しているかどうかです。現代においては、何とかの方舟(はこぶね)とか弥して、集団で生活したクリスチャンたちがいたようですが、いずれにしても、こうしたことで社会事件を起こすようでは、困ったものです。これは、まさに、社会的不適応のいい例です。 第三番目には、やたら広げよう広げようとして、いやがる者を無理やりに引きずり込むような宗教、あるいは、正しいものはこれひとつだとして、他宗はすべてまちがっているからと攻撃ばかりしているような攻撃的宗教、こうした宗教には、十分に気をつけるべきです。なぜならば、そうしたものには、たいてい、地獄の阿修羅霊というものが憑(つ)いています。 以上の三点が見分け方の根本なので、そこに注意して見ていただきたいと思います。 宗教のなかにもいろいろあります。転生輪廻はないとか、死ねば何もかもが終わりだとかいうような宗教もあれば、人間を脅(おびや)かしてばかりいるような宗教もある。人間を脅かす宗教とは、何か。要するに、悪いことが起こるぞ、悪いことがくるぞと言って、人びとを恐怖心に駆りたてるような宗教ですね。こうした宗教を四番目としてもいいですが、恐怖心を煽りたてるような宗教、こういうのは、まちがっています。 また、あなたは不幸になる、これ以外に、救われる道はないなどといったこういう脅かし。あるいは、この教団から逃れていくと、そのために、あなたは地獄に堕ちるにちがいない、と。脅かして、絶対に脱会できないようにする。こういう恐怖心を煽る宗教は、要注意です。恐怖心を武器にする宗教。これは、まちがっています。 こうして見ていくと、現代におけるたくさんの宗教のなかでも、九〇数パーセントまでの宗教は、どこかが何かおかしくなっています。もちろん、ごくわずかとはいえ、古い宗教のなかには、素晴らしいものが残っています。しかし、その精神を正しく伝えている宗教は、残念ながら、皆無に近いと言ってもよいでしょう。 8.天上界から見て、合格点をつけられる教えと、その問題点について 今、私の世界から見て、一〇〇パーセント合格だという宗教はありません。しかし、八〇パーセント、八十点ぐらいはつけられる宗教はあります。 たとえば、、仏教系で言えば、高橋信次氏が生きていた頃の「GLA」の教え。これは、おそらく九十点ぐらいはつけられるろでしょう。現在は、後継者にその教えが受け継がれていますが、八十点はつけられないとしても、悪い点といい点をくらべると、いいほうが多いであろうとは思います。人を救い得るかどうかは別としても、他の一般の新興宗教と比較すると、形としては、まだ正法の形を残しております。 それから、「生長の家」というのがあります。日本神道系です。この生長の家の教え、これも、谷口雅春氏の初期から現在まで通じて見ると、八十点から九十点ぐらいの間を行き来していると思います。まちがっているところがあるとすれば、若干、右翼思想のほうに走って、軍事教育をしたり、戦中・戦後においても、軍備の拡大のことで、だいぶ拍車をかけているようなところでしょう。こういう点は、非常に警戒すべきだと思います。 もう一点、気になるのは、゛光一元゛というような教え自体はいいことですが、やはり地獄というものも厳然として存在するものですし、この地上にも、悪、あるいは、病というものがあるわけですから、これを「ないもの」としてだけ片づけるのは、理論的には、少々片手落ちだということです。ほんとうに迷っている人たちを正すための理論というものも必要であったと思います。 この辺の教義上の問題点は若干あるとはいえ、いいところがけっこう多いし、たくさんの人間を立ち直らせたという大きな功績を考えると、総合的には、八十点から九十点ぐらいの点数はつけられると思います。 これら二つの宗教以外に見てみると、まあ、私を始祖とするキリスト教の無教会派があります。矢内原忠雄君とかいろんな人がいましたが、この教え自体も、軍国主義に反対して、正しいキリストの神理を持ち来たらさんとしたものであった。その意味では、ここ百年ぐらいの、生きている人間たちに対する心の教えだったと思います。自分で点数をつけることはできませんが、これも、キリスト教の現代における正しい流れのひとつであった、と。このように思っております。 その他に、どういう教えがあるかというと、神道系で見れば、時代をちょっと百年ぐらい遡(さかのぼ)ると、天理教というのがあります。天理教自体はまちがっているものではありませんが、発展途上宗教という感じは、依然否(いな)めないと思います。その意味では、不合格とは言わないまでも、六十点ぐらいのできではないでしょうか。 あるいは、そうですね、神道系では、他に〇〇〇〇の祈りばかり説いている会があります。この会の初代教祖自身は、もともとは、正しい教えから入っていったのですが、いかんせん増長慢になってしまい、途中から魔に入られたようです。自分の霊能力を過信して、だいぶ狂っていってしまった。そうしたところがあるようです。ですから、そういう意味では、教えを受けた人たちが大変迷っている。こういうかわいそうな例もあります。 あるいはまた、これも神道糸ですが、M教とかいうのがあります。これらも、先ほど話した手翳(てかざ)しなどをやって、人びとを狂わしている。まちがった教えです。善意のまちがいなのですが、彼らには、それがまちがっているということが分からない。いずれにしても、合格点には満たない教えです。 キリスト教で見れば、「Eの〇人」にしても、「T原理」「〇〇〇の方舟」にしても、すべて合格点は出ていない。また「モ〇〇〇教一などといって、日本でもずいぶん勧誘している者もおるようですが、これも、おかしい。 それ以外で、正しい教えというものを探ってみると……。伝統的な宗教、たとえば、禅だとかいうものはどうか。それほど害はないでしょう。害はない。ただし、現代的な意義としては、今ひとつであろうと思います。真宗にしても、同じです。とくに害があるわけではないけれども、現代的意義という点から見ると、若干薄れていると思います。 現代の教えを見ても、やはり規模が大きくなればなるほど、おかしいのが多くなってきている。結局、宗教の概要を見ると、そういうふうに、まちがったものが多い。正しいものというと、ごく古いものか、あるいは、ごく最近開発されたもののなかでも、ごく少数の立派なものか、そのどちらかだと言えます。 (大川注 ― 他宗批判をしないのを原則としていますが、内村氏の強い要望があってやむなく伏字にて、この部分を公表することとしました。) 9.日本の二番目の問題点、政治について 政治についても、ひとこと意見を言っておきたいと思います。現代政治の問題点は、何と言っても選挙制度にあると言えます。とにかく、選挙に勝たねばならない。そこで、ひとつは金権選挙、もうひとつは知名度選挙と、こういうものが出てくるわけですが、これは、明らかに問題です。やはり、もっと志(こころざし)の高い人が、政治家になっていかなければいけないと思います。こうした二つの選挙体制があるから、残念ながら、日本国民が現在の政治家に対して持つ信頼感というものが、薄れているのだと言えます。これは非常に問題です。宗教家と同じように、本来、政治家というものも、一国の人びとの生命を預かり、運命を預かる使命を持っているのです。すなわち、それがひとつの聖職、聖なる職なのです。 そういう意味でも、政治家になるべき者は、正しい人生観、識見を持たなければならない。そこが大事です。ところが、政治家というのは偉いというような評価があり、顔が利(き)くというところで、日本人の皆さんは、一目(いちもく)置いている。しかし、そうした一目置くのではおかしいでしょう。政治家というのは、もっと尊敬されるような真の社会をつくっていかなくてはならないのです。 政治家が尊敬されるがためには、どうあるべきか。つまり、政治家として生きている人たちの人生観というものが非常に優れたものであること。これがまず、前提であると思います。人びとから、ほんとうに「先生」と呼ばれても恥ずかしくないような、それだけの人物であるべきだと思います。 ですから、私はね、これは私の提案ですけれども、これから政治家になるような人というのは、必ず、人生観の資産の公開をやる必要があると思います。自分の資産の公開などはどうでもいい。つまり、そういう金銭的な資産の公開ではなくて、人生観の公開です。選挙に立候補する人は、自分自身の人生観を発表して、それを世の人びとに問う。そういう必要があると思います。 たとえば、公的な場所で、公的な時間内に、必ず個人の人生観について書いてもらう。ゴーストライターなどを使ったのではだめです。立候補する前に、必ず自分自身でパンフレットなり、何なりに作成して、選挙委員会ですか、こうしたものによって一般の家庭に頒布する。各家庭の人たちに読まれる。こういう必要があると思います。ひとりひとりの国民が、立候補者の思想、信条、宗教観、人生観を読み、これらのことがしっかりと打ち出されているかどうか、まちがいがないかどうか、チェックする。こうしたことをやらなくては、だめです。そもそも、知名度とか、金銭だけで政治家を選ぶのはおかしい。その人の人生観で選ぶべきです。 選挙前に公約とかいうのは発表はしているようですが、そんなものだけでは不十分です。きちんとした本を書いてみるべきだと言えます。たとえ、小冊子でもいいからしっかりした人生観というものを出してごらんなさい。それを世の人びとに読んでもらい、自分自身の人物を見てもらいなさい。その人が、ほんとうに人の前に立って講演をやっていいような人物かどうか、これは試すべきです。試されるべきです。 政治家というものが、もっと尊敬されていいような時代が、きっと来るでしょう。これからの政治家には、ある意味で、宗教家的な要素というものが必要となる。私は、そう思います。 宗教家的な要素とは、何か。すなわち、ほんとうに人を立ち直らせたい、救ってあげたいという気持ちです。ですから、こうした要素を持たない政治家というのは、早目に職を去るべきだと思います。この世的に、自分を有名にしようとか、名前を残そうとかばかり思っているような人は、大変危険です。そうではなくて、より多くの人びとのために、自分の一身を投げ出さんとするような政治家。すなわち、こういう人こそが大事なのです。 10.日本の第三の問題点、性風俗の乱れについて 一番目が宗教。二番目が政治。そして、私が日本を憂うる三番目は文化です。そのなかでも、とくに私が問題ありと思っているのは、性風俗の乱れです。まさに、恥ずべきことです。過去の日本の歴史を振り返って見ても、現在は非常に恥ずべき状態にある。そのことを、日本国民は、日本国の歴史の流れのなかで、もう一度自己認識をせねばなりません。このような恥ずべき状況が過去あったかどうか。 もちろん、昔から、そうした男女の憂さ晴らしのような場所はありましたし、そうした話の種はつきません。ただし、現代のように、羞恥心も、道義心もなく、モラルもなく、性というものが、ひとつの見世物となり、商売の材料となったという時代は、かつてなかったはずです。その事実を前に、もっと厳しい目を向けなければなりません。社会として、もっと反省すべき必要があります。 そうした問題は、単に、個人個人が楽しめばいいというものではありません。社会の一員として、もっともっと監視の目を厳しくして、反省すべきです。人びとを堕落させるような産業が、公然と流行(はや)っておる。この現状に対して、自分には関係がないからといって、知らん顔して、それを見すごしても、はたしていいものでしょうか。その点について、よく考えなさい。 もっと風紀を正し、性風俗を正し、道義を正していくためには、人びとが結束し、立ち上がらなくてはならないのです。自分たちの町から、そうしたものを排斥し、優れた町づくりをしていくためにも、真剣に考えていかなくてはならない問題だと言えます。 すべての人がまちがった方向に行っているからといって、自分もまちがった方向に行っていいわけではありません。自分の周りの七〇パーセント、八〇パーセントの人が、病気だからといって自分も病人になりたいと思う人がいますか。いないでしょう。他の人が皆んな交通事故に遭っているから、自分も交通事故に遭いたいという人がいますか。ひとりもいないはずです。皆んなが地獄へ行っているから、自分も地獄へ行きたいと思いますか。思わないはずです。では、他の人がまちがっているから、自分もまちがったことをしてもかまわないと思いますか。これとて、答えは、同じなのです。 ほんとうの神理の目から見れば、まちがいはまちがいであり、罪は罪なのです。その点をほんとうによく考えるべきです。 病気になりたいと思う人がいないように、これもひとつの心の病気だと言えます。自分の周りの人が心の病気に罹(かか)っているからといって、なぜ自分も心の病気に罹らねばならないか。自分の心というものを、もっとしっかりと守っていく必要があるのではないでしょうか。それを考えることが大切です。 とにかく、この道義的なモラルの低下が、非常に著しい。これは、幼少時からの訓練が少し欠けているということもあるのでしょうが、もうひとつには、宗教的、正しい宗教信仰というのが失われていることも大きな原因です。 そういう意味では、天上界からの霊言をもっともっと世に紹介することですね。いろんな形で、まあ、私もしゃべっているけれども、こういう形で出して、天上界の霊たちの考えがどこにあるかを、世に問う。地上の人たちは正しい価値観を知らないから、こういうことは大切だと思います。 11.将来の日本は、経済大国から心の大国へ 正しい宗教のあり方、正しい政治のあり方、そして、正しい文化、風俗のあり方。私はこの三点に関して、日本の皆さんに警告しておきたいと思います。それから、日本の将来についてですが、経済だけに走らず、経済のなかに「心」を求めていきなさいと言いたい。経済だけ、数字だけを追ってはいけないということです。GNPがどうであるとか、売上げがいくらであるとか、そうした数字などは、歴史の彼方に、紙屑のように消えていってしまうものです。 しかし、歴史のなかで消えざるものがある。それは、個々の精神、個々の人びとの精神の煌(きらめ)きだけなのです。だから、精神の煌き、心の美しさということを決して忘れずに、努力精進していきなさい。すなわち、それが、ほんとうの人間の人生の使命であるのです。いたずらに数字を追うことだけに焦(あせ)らないこと。狂奔しないこと。経済のみに心を奪われないこと。こうしたことについて、警告しておきたいと思います。 これで、今日の私の話は終わりとします。
https://w.atwiki.jp/sommerbraut/pages/119.html
姓名 藤原 銀次(フジワラ・ギンジ) 通称 ? 性別 男 年齢 18歳 職業 高校三年生 所属 高等部生徒会 アーキタイプ-unknown- 近親者-unknown- キャラ概要 高等部生徒会 の副会長。 格闘家。 上級特設高錬筋塾の代表。 体育会系クラブの元締め的存在。 校舎地下に闘技場を作り、格闘大会を開催していると言う噂がある。 登場シナリオ 初期 具体的な登場は無い。
https://w.atwiki.jp/sportsnews/pages/2.html
犯罪リスト 2013年 9月【更新記事】体罰のビデオ告発者が校内で特定され魔女狩りに? - 浜松日体高校バレーボール部で顧問の山内健至のひどい体罰 がYouTubeで告発され炎上 2012年 2011年 2010年 リンク @wiki @wikiご利用ガイド 他のサービス 無料ホームページ作成 無料ブログ作成 2ch型掲示板レンタル 無料掲示板レンタル お絵かきレンタル 無料ソーシャルプロフ wikiの編集方法についてはこちら 左メニューの編集方法についてはこちら ここを編集
https://w.atwiki.jp/talentsyokai/pages/362.html
ゆいにしおゆいにしお imageプラグインエラー 画像URLまたは画像ファイル名を指定してください。